2020-21シーズン NINERS HOOP の活動
「NINERS HOOP」とは
2020-21シーズンは、東日本大震災から10年。当時、解散の危機に陥ったナイナーズを支えてくださったのは、地元・宮城の皆さまでした。だからこそ今、私たちが宮城をまわって「改めて皆さまへ感謝を伝えたい!」そんな想いから、今シーズンは仙台だけでなく、名取、塩竈、白石、加美、登米、南三陸と、宮城各地を回って試合を開催させていただきました。 そして「ナイナーズがつなぐ地域と未来」というコンセプトのもと地域のため、未来を担うこどもたちのために「NINERS HOOP」と銘打って様々な活動を行って参りました。
活動一覧
●表敬訪問●NINERS HOOPトラック
●みやぎの魅力伝え隊
●“Go To ナイナーズ”ツアー
●キッズドリームプロジェクト
●ボール寄贈プロジェクト
●NINERS HOOP GAME
●イエロープロジェクト
表敬訪問いたしました
村井嘉浩宮城県知事
宮城県知事をはじめ、仙台市長、太白区長、名取市長、塩竈市長、白石市長、加美町長、登米市長、南三陸町長を表敬訪問し、「NINERS HOOP」の活動主旨についてお話させていただきました。
心強い黄援のメッセージや、激励のお言葉をいただき、シーズンを闘い抜くことができました。
郡和子仙台市長 |
天野元太白区長 |
山田司郎名取市長 |
佐藤光樹塩釜市長 |
山田裕一白石市長 |
猪股洋文加美町長 |
熊谷盛廣登米市長 |
佐藤仁南三陸町長 |
NINERS HOOPトラックで各地を回りました
スポンサーであるガッツレンタカー様のご支援で「NINERS HOOP トラック」が完成!
このトラックに試合で必要な荷物を積んで、各地を回りました。
みやぎの魅力伝え隊
選手による地域PRをYouTubeで配信
新型コロナウィルス感染症の影響で旅行が難しい中、試合観戦と併せて宮城県内の旅行を安心安全に楽しんでもらいたいとの想いから、 選手がみやぎの魅力を伝える「みやぎの魅力伝え隊」をYouTubeで配信いたしました。
ファンが各地を訪れるための目玉企画「どんぶり対決」を開催。この企画は、試合を開催する6市町で選手が協力店舗を探し、食材に名産品や特産物などを使ったオリジナルのどんぶりを考え、期間中の販売数で勝負するというもの。価格を890円(税込)で統一 し1カ月間で合計1252杯を販売!多くのファンが各地を訪れました。優勝は加美町の「わさび“カミ”アシスト炸裂~わさび牛タン丼」。優勝チームの寒竹隼人選手は「移籍してすぐでしたが、企画を通じて宮城県のことを知ることができて、大好きになりました」と話し、企画を楽しんだ様子でした。
その様子は仙台89ERS YouTubeチャンネル をチェック!!
“GoTo ナイナーズ”ツアー
「GoToトラベル」キャンペーンを利用してお得に仙台89ERSを黄援に行くツアー「“GoTo ナイナーズ”ツアー」
仙台市以外での開催試合(一部試合を除く)を対象にした「“GoTo みやぎ”ツアー」と、アウェー試合(東北・北関東開催の一部試合)を対象にした「“GoTo アウェー”ツアー」の2種のツアーを開催いたしました。たくさんの方にご参加いただき、現地で選手を黄援いたしました!
■開催ツアー
第1弾“GoTo アウェー”青森ツアー
第2弾“GoTo アウェー”福島ツアー
第3弾“GoTo みやぎ”ツアー(白石、加美、登米)
第4弾“GoTo アウェー”群馬ツアー
“GoTo アウェー”青森ツアー |
“GoTo アウェー”群馬ツアー |
「キッズドリームプロジェクト」
こどもたちに一生の思い出を
2019-20シーズンは、3月の無観客での試合を最後にBリーグはシーズン途中で中断。チーム過去最高勝率で東地区首位を走るナイナーズにとって、あまりにも辛い終戦となりました。もちろんそれはナイナーズだけではなく、世界を巻き込む未曽有の出来事に誰もが混乱。 そんな中、ナイナーズを指揮する桶谷大HCは「公式戦やあらゆるイベントが中止になる中で、最後の大会に出場できないまま引退を余儀なくされたこどもたちに何かできることはないか」とクリニックを発案。検温や消毒、換気などの新型コロナウイルス対策をしっかりと行った上で、宮城県内の中学校に通う中学生男女44名が参加しました。桶谷HCは「私たちの企画で、こどもたちが笑顔になり、それを見た大人も笑顔になる。地元のスポーツチームとして活動する意義を改めて感じさせてもらいましたね。これこそ『NINERS HOOP』のテーマである“つなぐ”ことなんだと思います」。と語りました。
西山中「俺たちの中総体」
「中総体がなくなってしまった3年生に思い出づくりをしてあげたいのですが、ぜひお力を貸していただけないですか」。今年7月、仙台市立西山中学校バスケ部の顧問·伊藤貴也さんから、ナイナーズにご相談をいただきました。
桶谷大HC発案のキッズドリームプロジェクトを進めていたナイナーズは、さっそく選手とアリーナMC、チアーズ、はっくるずをサプライズで派遣。「私たちにとって、あの日は夢のような時間でした。わがままな思いに応えてくださった、仙台89ERSをはじめとする関係者の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです」と伊藤さんは想いを語ってくださいました。
イベントに参加した片岡大晴選手は「こどもたちのプレーに、逆に元気づけられました。今後壁にぶつかったときはバスケに励んだ日々を思い出してほしいです」と語りました。
キッズドリームクリニックin加美
加美町の体育施設を管理する株式会社オーエンス様のご協力のもと、試合前に加美町の中学生(中新田中、小野田中、宮崎中)の皆さんにご参加いただき、2日に渡って「NINERS HOOPキッズドリームクリニック」を開催いたしました。
中総体が中止となり最後の大会に出られなかった3年生を中心に40名のこどもたちが参加してくださいました。1日目は志村雄彦社長のクリニック、2日目はエキシビジョンゲームを実施。志村社長は「苦しい状況だと思うが、未来にはもっといいことが待っている。この先もバスケを続けてほしい。」とこどもたちにエールを送りました。
ボール寄贈プロジェクト
協賛企業様のご協力のもと、バスケットボールを頑張るこどもたちや、バスケットボールチーム、開催地域にボール寄贈いたしました。
ボールを受け取った金ケ瀬ニュースターズ親の会会長の佐藤陽子さんは、「こどもたちが大変喜んでおりました。たくさんの方々に支えられてバスケットができることに感謝しております。」と語ってくださいました。
協賛:洞口商事株式会社様 |
協賛:株式会社藤崎様 |
協賛:弘進ゴム株式会社様 |
協賛:株式会社松居組様 |
協賛:日本赤十字社 宮城県支部様 |
協賛:武蔵野電設株式会社様 |
協賛:株式会社菊電社様 |
協賛:株式会社藤崎様 |
上記企業様のほかに、鈴木工業株式会社様、株式会社高浜様にもご協賛いただき、ボール寄贈をいたしました。
NINERS HOOP GAME
「ナイナーズが”つなぐ”『地域』と『未来』」というコンセプトで「地域のため」、「未来を担うこどもたちのため」を目的とした各種活動を行なっておりますが、「未来を担うこどもたちのため」に開催したのが、この「NINERS HOOP GAME」です。
「地域」をつなぐ活動として、宮城県各地で試合を開催をさせていただきましたが、試合を開催させていただいた地域のこどもたちを中心に、ゼビオアリーナ仙台で開催するホームゲームに招待し、仙台89ERSの試合前にエキシビションゲームを実施。これまでもプロ選手と同じコートでの試合機会の提供としてエキシビションゲームを行なってきましたが 、この「NINERS HOOP GAME」は、参加していただくこどもたちの思い出に残る特別な体験をしていただくために開催いたしました。
プロの試合の仕様に近い演出をし、仙台89ERSの選手が着用するユニフォームに近い特別なデザインのユニフォームを着用して試合を行いました。また、当日の試合で来場者に配布するゲームプログラムには、仙台89ERSの選手同様にこどもたちの選手名鑑も掲載。
この「NINERS HOOP GAME」は、「未来」に繋げるために、毎年継続していく予定です。
プロの試合の仕様に近い演出
アリーナMCのアナウンスで、プロ選手と同様の選手紹介がされました。こどもたちは元気いっぱい登場!
特別なデザインのユニフォームを着用
仙台89ERSの選手が着用しているユニフォームのデザインに近い「スペシャルユニフォーム」を着用。
「YELLOW NINERS」と「BLACK NINERS」に分かれて試合を行いました。
ゲームプログラムには選手名鑑も掲載
当日の試合で来場者に配布するゲームプログラムには、仙台89ERSの選手同様にこどもたちの選手名鑑も掲載いたしました。
表彰式を開催
MVP賞、MIP賞、Grind!賞の表彰をハーフタイムで実施。
各種賞とともに、選手直筆サイン入りレプリカユニフォームや、バスケットボールなどをプレゼントいたしました。
NINERS HOOP GAME SPECIAL
「NINERS HOOP GAME SPECIAL」として、ウィンターカップ2020優勝校の仙台大明成高校と、第72回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ2020)第3位の白鴎大学の対戦カードで行いました。
出場チームには、プロの試合の仕様に近い演出を施し、プロを目指す更なるきっかけになっていただきたい、また、この熱い一戦を多くのこどもたちにも観ていただき、バスケットボールの楽しさやプロへの夢を膨らませる1日になればよいと願って開催いたしました。
イエロープロジェクト
長町をナイナーズイエローに染めよう
「バスケのまち長町」を目指すナイナーズは、街をチームカラーのナイナーズイエローに染めようと様々な企画で地域と連携しております。これまでも支援組織·ホームタウン協議会様とともに長町周辺に掲げたイエローフラッグや駅員の皆さんによるユニフォームの着用などを行なってきましたが、今回はホームアリーナの最寄りにあるJR長町駅にシーズン開幕に合わせ、幅11メートルの「黄援コーナー」を新設していただきました。さらには、駅隣接の商業施設「tekuteながまち」で、「全力黄援」と書かれたミニのぼりをレジに設置させていただきました。
仙台での試合開催日には、レジのスタッフがユニフォームを着用し、ナイナーズの黄援と街の盛り上げにご協力いただきました。JR長町駅長の東海林正年さんは「バスケットボールを通じて長町を盛り上げていただきたい。私たちも黄援しています」と期待を寄せてくださっております。
ご協力いただいた、JR東日本様、JR東日本企画様、誠にありがとうございました!
ナイナーズイエローの球魂(きゅうこん)に願いを込めて
11月21日(土)、ミドリ企画様のご協力のもと、ゼビオアリーナ仙台前のスポーツパークで、志村雄彦社長がこどもたち33人とともに、ナイナーズイエローのチューリップの球魂(きゅうこん)360個を植えました。
例年よりも気温が暖かく、4月のホーム最終戦で見事満開に。長町がナイナーズイエローに染まり、チームはホーム最終戦を勝利で締めくくることができました。
金木犀の植樹
イエロープロジェクトの一環で、東日本大震災から10年の節目の年に、荒浜小学校に金木犀の木を植えさせていただきました。金木犀はBリーグが始まる10月頃にナイナーズイエローの花をつけます。
荒浜地区は今、人が住むことができず、防風林や防砂林が立ち並んでいます。この地に帰ってきた人や訪れた人が、この金木犀を見て癒されたり、どこかでこの花を見たときに荒浜を思ったり、花をつける時期にバスケの季節がやってきたなと少しでもうれしい気持ちになってほしいという願いが込められています。